第22話 メンテナンス

  この世のあらゆる物は時間が経過すると古くなってくる。
家屋しかり、自動車しかり、電化製品しかりだ。
これらを長持ちさせる為にはメンテナンスが必要だ。古くなった家の外壁に
ペンキを塗ったり、自動車のオイルやタイヤを交換したり、
電化製品の部品を交換したり・・・・

  当然、人間だってメンテナンスが必要だ。
人間のメンテナンスとは、休息や休憩時間と言う事になる。

  最近、自慢じゃないが土曜、日曜も無く、なんだかんだと休み無しで
きている。当然、子供をどこかに遊びに連れて行ってあげるなんて事は
今の所無理である。

  個展の準備にかかる日数を逆算すると、休んでいられないのである。
また途中で失敗作が出てきて、またまた予定は大きくずれてゆく。
それ以外にも突発的な用事が割りこんで来て、ますます休めない。

  しかし最近、「そうやって走り続ける事が本当に最善の方法なのか?」
と自問自答しはじめている。

  忙しいから失敗する。失敗するから予定が狂ってくる。
予定が狂ってくるから忙しい!・・・の繰り返しでなんともセカセカして
いるだけで、良い成果が得られそうに無い。

  まして、新しい作品、新しい自己表現を作り出すのに、このような
余裕の無い状態では決して良いアイデアは浮かんでこない。 困った!!

   たとえば、今二人の木こりがいるとしよう。百本の木を切る競争を
始めた。一人はとにかく木を切りまくる。一心不乱に切りまくる。
もう一人は十本切っては休憩し斧を研ぐ。そうこうしていると、
さすがに一心不乱に切っているきこりはもうひとりの木こりよりも
大幅にリードしている。

  しかし、ある本数までいくと斧がだんだん切れなくなってきたのだ。
もちろん理由は斧を研いでないからだ。切り口は荒れ、スピードは激減
する。そこへ先ほどまで休息し斧を研いでいる木こりが反撃を始めた。
鋭い斧は木を見事に切り倒してゆく。休んでいるので体力もある。

  結果がどうなるかは、みなさんの想像におまかせする事とするが、
今の自分をみると前者の木こりに似ているような気がしてならない。

  別に2週間や3週間の長期休暇が欲しいわけではない。
少ない時間で体力、精神力を回復(メンテナンス)できる自分を
作り上げていかなければいけないと思う。一日は24時間。
これは変えられない事実なのだから。

2000年8月5日
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