第31話 賞金

  皆さんは「賞金」というものを手にした事があるだろうか?

  たとえその額が100円だってかまわない。
「賞金」を手にした事がある人は、いや「賞金」を手に入れていない人
でも、もらえると嬉しい!という事はわかっていただけると思う。

  今まで私が手にした「賞金」の最高金額は100万円である。
次に50万円、30万円、20万円、15万円、10万円、
後は7万円、5万円、3万円、2万円、1万円、である。

  さすがに賞金100万円は大金だ。
・・・と言っても実際の手取り金額は95万円である。
なぜ95万円かと言うと、賞金には税がかかるのだ。
50万円までは無税なのだが(詳しい事はわからんが)、
50万円を超えてからその10%の税金がかかる。
つまり50−5=45。50+45で95万円!

  なんと私は5万円も税金を払ったのだ。
(その5万円はどのように使われたのだろうか?
まさか長銀の破綻の埋め合わせに使われたんじゃないだろうな〜?)

  作家にとって賞金とは特別な意味がある。
つまり何かを売って得たお金ではないのだ。作品を売ってでしか収入の術を
知らないのに、作品を売らずしてお金が入ってくるのだ。
ボーナスとは無縁の私にはボーナスそのモノなのだ。

  「賞金」はだいたい公募展でいただいた。
確かに賞金をもらうのは大変な事なのだが、宝くじやロトくじを
買うよりもはるかに確率がいい。

  特に、「万古焼総合コンペ」という地元の公募展があるのだが、
応募資格は三重県北勢地方に在住の人に限られる。
賞も多く、賞金もつく。出品料も無料である。これに出品しない手はない!
取り合えず何でもいいから出品する。(まあ、出品する時はそれなりに、
ない頭を使って作品を作るが・・)

  ・・・とここまで書いてくると、
「賞が欲しいのか?賞金が欲しいのか?」と言われそうだが、
正直言って両方欲しい。しかし賞金が公募展出品への動機になるのは
間違いないし、それは決して不純な動機ではないと思っている。

  はっきり言って「万古焼総合コンペ」も賞金がつかなければ、
さらさら出品する気はない。(爆)

  作家は基本的には(1部の売れっ子作家を除いて)貧乏だ。
公募展でもらう賞金の多くは生活費にまわされても不思議ではない。

  朝日陶芸展の表彰式に出席した時の事、あの加藤清之さんが
「若い頃、朝日陶芸展で取った賞金に救われた」と言われていたが、
痛いほどお気持ちが理解できた。正直、私もかなり賞金には
助けられている。

  賞金目当てで公募展に出品するのも結構だと思う。
それによって公募展そのもののレベルが上がれば主催者もバンバンザイの
はずである。世の中金で解決できない事も多いが、金によって
良い方向に向かう事も多い。

  しかし・・・・私が今までに頂いた賞金はいったい何処へ
消えてしまったのだろう?全然手元に残っていない。
不思議だ!実に摩訶不思議だ!

  追記  そう言えば、賞金もらった夜はステーキ友人に
おごったりしていたな〜!手元に残らないわけだ。

2000年11月15日  
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