第46話 そういう事だったのか!
陶芸教室を始めて、人に教えるという事が多くなったけど、
この教えるという事は実に大変だったりする。
まあ、結論から言ってしまうと、「習うより慣れろ」・・・
この一言に尽きると思うが、「慣れるまで、がんばってね〜!」と
生徒さんを放置するわけにもいかない。
生徒さんには、私の経験から会得したコツをわかりやすく
説明しているつもりではあるが、感覚的な事を他人にわかってもらうのは
至難の技である。
だって・・・まるで自転車の乗り方を口で説明しているのと
まったく同じなのである。やはり口頭での説明には限度がある。
まずは自転車に乗ってもらい、しかも数回、転ばないと
うまくはいかないだろう。
まさしく、「習うより慣れろ」である。
おもしろい事に、うまく作れるようになった生徒さんが口にする言葉は
「なんだ〜!そういう事だったのか〜!」である。
そうである・・・「そういう事」なのである。(^◇^;)
この悟りにも似た感覚はある日、突然やってくる。
まさしく、「ラブ・ストーリーは突然に!」の小田和正もびっくりである。
先ほど、自転車に乗る事を例に挙げたが、徐々に自転車に
乗れるようになるのではない。
ある瞬間を境にして乗れるようになるのである。
そして実際に自転車に乗れるようになると、
何故に今まで乗れなかったのか?逆に不思議に思えてくるのである。
私は学生時代に英語を専攻していたのだが、大学2年生の夏までは、
講師の外人の先生の英語がまったく理解できなかった・・・が
ある日を境にして、突如わかるようになったのである。
このある日の感覚は、今でも明確に覚えている。
まるで長いトンネルを抜けてパッとまわりが明るくなった感に似ている。
釈迦が菩提樹の下で、ある日、突然に悟りを開く、
それと似ている。・・・(お釈迦さま!偉そうでごめんなさい!)
陶芸もまったく同じで、ろくろなんかも、あるコツみたいなものが
わかると、意外に簡単にひけるものである。土練りも同じである。
ひも作りだって同じである。
逆に考えると、この悟りみたいな感覚がわかっていただけたら、
後は私の出る出番は極端に少なくなる。
実際、ある線を超えた生徒さんの作品は、やはり決定的に初心者の
それとは違うし、いわゆる「違い」がわかるゴールド・ブレンドである。(さぶ〜〜)
しかし、実際にその悟りに近い感覚は、いつやってくるのかが
わからないのが難点である。
今日かも知れないし、明日かも知れない。
ひょっとして5分後かも知れない。(これはパチンコ台にも言える。
いつ大当たりがでるか?そこが問題なんだけどな〜!!)
しかし、教室を長く続けて来る人はやはり、その感覚を身につく人が
多い。私も努力して教えているが、一人でも多く、少しでも早くこの
「そういう事だったのか〜?!?!?」という声を聞きたいものである。
2003年8月15日
この教えるという事は実に大変だったりする。
まあ、結論から言ってしまうと、「習うより慣れろ」・・・
この一言に尽きると思うが、「慣れるまで、がんばってね〜!」と
生徒さんを放置するわけにもいかない。
生徒さんには、私の経験から会得したコツをわかりやすく
説明しているつもりではあるが、感覚的な事を他人にわかってもらうのは
至難の技である。
だって・・・まるで自転車の乗り方を口で説明しているのと
まったく同じなのである。やはり口頭での説明には限度がある。
まずは自転車に乗ってもらい、しかも数回、転ばないと
うまくはいかないだろう。
まさしく、「習うより慣れろ」である。
おもしろい事に、うまく作れるようになった生徒さんが口にする言葉は
「なんだ〜!そういう事だったのか〜!」である。
そうである・・・「そういう事」なのである。(^◇^;)
この悟りにも似た感覚はある日、突然やってくる。
まさしく、「ラブ・ストーリーは突然に!」の小田和正もびっくりである。
先ほど、自転車に乗る事を例に挙げたが、徐々に自転車に
乗れるようになるのではない。
ある瞬間を境にして乗れるようになるのである。
そして実際に自転車に乗れるようになると、
何故に今まで乗れなかったのか?逆に不思議に思えてくるのである。
私は学生時代に英語を専攻していたのだが、大学2年生の夏までは、
講師の外人の先生の英語がまったく理解できなかった・・・が
ある日を境にして、突如わかるようになったのである。
このある日の感覚は、今でも明確に覚えている。
まるで長いトンネルを抜けてパッとまわりが明るくなった感に似ている。
釈迦が菩提樹の下で、ある日、突然に悟りを開く、
それと似ている。・・・(お釈迦さま!偉そうでごめんなさい!)
陶芸もまったく同じで、ろくろなんかも、あるコツみたいなものが
わかると、意外に簡単にひけるものである。土練りも同じである。
ひも作りだって同じである。
逆に考えると、この悟りみたいな感覚がわかっていただけたら、
後は私の出る出番は極端に少なくなる。
実際、ある線を超えた生徒さんの作品は、やはり決定的に初心者の
それとは違うし、いわゆる「違い」がわかるゴールド・ブレンドである。(さぶ〜〜)
しかし、実際にその悟りに近い感覚は、いつやってくるのかが
わからないのが難点である。
今日かも知れないし、明日かも知れない。
ひょっとして5分後かも知れない。(これはパチンコ台にも言える。
いつ大当たりがでるか?そこが問題なんだけどな〜!!)
しかし、教室を長く続けて来る人はやはり、その感覚を身につく人が
多い。私も努力して教えているが、一人でも多く、少しでも早くこの
「そういう事だったのか〜?!?!?」という声を聞きたいものである。
2003年8月15日
| 1/1 pages |
- Categories
-
- 第1話 陶芸家という職業 (1)
- 第2話 使えない茶碗? (1)
- 第3話 公募展 (1)
- 第4話 失敗作 (1)
- 第5話 通勤時間 (1)
- 第6話 誰だったかな? (1)
- 第7話 二重人格 (1)
- 第8話 定収入 (1)
- 第9話 先生! (1)
- 第10話 審査 (1)
- 第11話 畑ちがい (1)
- 第12話 萬古焼 (1)
- 第13話 焼成 (1)
- 第14話 画廊めぐり (1)
- 第15話 オリジナリティー (1)
- 第16話 プラス志向 (1)
- 第17話 飯碗の悲劇 (1)
- 第18話 陶芸家の一日 (1)
- 第19話 他人の目 (1)
- 第20話 天気予報 (1)
- 第21話 風貌 (1)
- 第22話 メンテナンス (1)
- 第23話 100円ショップ (1)
- 第24話 チャリティー (1)
- 第25話 有名人 (1)
- 第26話 天職 (1)
- 第27話 陶芸家の女房 (1)
- 第28話 学校では 教えてくれない事 (1)
- 第29話 用途 (1)
- 第30話 陶芸と音楽 (1)
- 第31話 賞金 (1)
- 第32話 また、 やってしまった!!! (1)
- 第33話 発想 (1)
- 第34話 決めセリフ (1)
- 第35話 どこまでが 自分の作品? (1)
- 第36話 岡本太郎 (1)
- 第37話 プロとアマ (1)
- 第38話 UFO (物理の法則) (1)
- 第39話 煙草 (1)
- 第40話 売れ筋 (1)
- 第41話 コーヒーと器 (1)
- 第42話 ネクタイ (1)
- 第43話 陶芸用語 (1)
- 第44話 営業 (1)
- 第45話 陶芸教室 (1)
- 第46話 そういう事 だったのか! (1)
- 第47話 名刺 (1)
- 第48話 土と遊ぶ (1)
- 第49話 わかっていない! (1)
- 第50話 ショッカーな作品 (1)
- 第51話 陶芸家の年賀状 (1)
- 第52話 元総理の職業 (1)
- Links
- Search this site.
- Mobile