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第42話  ネクタイ

  ネクタイほど、陶芸家と無縁のモノはないだろう。
私は1年のうちにネクタイをするのは、結婚式とお葬式の時くらいかも
しれない。まあ、たまにパーティーに出席する時にも、するにはするが、
1年のうちに何回もある訳ではない。

  自慢ではないけれども、私のネクタイの総本数は5本。
式服用の黒と白のネクタイを除くと3本しか持っていない。
しかも、どれも10年以上も前のネクタイである。

  それと、お恥ずかしい話ではあるが、いつもネクタイをしめる時、
必ず1回ではうまく結べず、3回、4回と結び直すのである。
しかも、ネクタイをはずす時にも、普通はシュルルルル〜って感じで解けて、
一本のひも状になるはずなんだけど、なぜか、団子状にからんで
しまったりで、まったくもって情けない状態である。

  私のサラリーマンの友人が家に遊びに来た時に、見事な早さと
手さばきで、ネクタイを一発でかっちょ良くしめた時は、
実に感動モノだった。まあ、彼に言わせるとそんな事は当たり前の事で
あり、驚きに値するもんじゃないそうだ!まあ、当たり前か?

  そもそも、私はネクタイが似合わない。
その大きな理由として首が異常に細いという事がある。
まあ、二重アゴの人も似合わないとは思うけど、細いのも、
まあ似合わない!首の周りがブカブカなネクタイ姿はひ弱さを
一層ひきたてる!

  それと前の独り言「風貌」でも書いたが、画廊でネクタイ姿でいると
誰も作家とは、気がつかない。それは別に構わないのだが、
私を店員さんだと思い込み、「この作品はここがイマイチ」とか
「もう少し色が地味ならば・・」とかの作品に対するコメントを
お客さんがされた場合、
「あの〜、これ、私が作ったんですが、以後、考慮します〜」なんて
言うと、お互い気まずくなる。作品の批評は構わない。
その場の雰囲気がとてもイヤなのだ。

  そんな事から、私はよほどの事がない限り、画廊ではネクタイはしない
ようにした。どうもネクタイとは相性が悪いみたいだ。

  そういえば、私が結婚する時、妻と一緒に結婚衣装を見に行った時の事
である。彼女はウェディングドレスを色々と試着しながら、決めたのだが、
私はといえば、黒のタキシードだから超簡単に決めた。

  さて・・・「サイズを測らせてください!」と店員さん。
メジャーを私の首に巻く。「私は首が細いですから・・」と突っ込まれる前に
自分で言ったら、「お客さん、本当に細いですね〜」だって!
そう言われるのがイヤだから、始めから突っ込みを入れたのに、
気がきかない店員さん。

  そこへ「お客様はAタイですね!」と店員さん。

  私は首の事ばかり気にしていたので、
てっきり、Aタイとはネクタイの一種だと思い込み、
「蝶ネクタイですぅ〜っ!!!」とキッパリと言ってやったのだが・・・・

  スーツには体型に応じてO体・AB体・A体という種類があったなんて、
日頃スーツなんて着ない、陶芸作家の私はな〜〜〜んも知らなかったのです!

  あ〜恥ずかしい!とほほほほ

2002年12月27日
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