<< 第34話 決めセリフ | main | 第32話 また、やってしまった!!! >>

第33話 発想

  最近、発想するという行為
・・・つまり新しいアイデアやデザインが浮かんでこない。

  これは作家にとっては致命的と言える。
もちろんアホな頭をそれなりに回転させてがんばっているのだが、
昔ほど良い発想が生まれて来ない。

  理由は色々とあるだろうけど、一番の原因は陶芸を長くやってきて、
毎日土を触ったり、絵付けをしたりしてきたからだ!
普通は長くやってきたのだから良い方向に向かうはずなのだが・・・
時に逆もありえる。

  公募展出品のための大きな作品などは、まず頭の中で形や色を
イメージするのだが、困ったことに完成までのプロセスを全て頭の中だけで
まず、やってしまう癖がついてしまった。

  つまり頭の中で成形し、乾燥、釉掛け、焼成をしてしまう。
ある形状の作品はすでに私の頭の中で成形の段階で崩れてきてしまう。
仮に成形の段階をクリアしたとしても次の乾燥段階で割れてきてしまう
のである。長年作品を焼き続けていると、無理な形状等は経験によって
だいたい解かってくる。

  実際に焼成してみると、「たぶんここに無理な重力がかかり、
割れてくるだろう。」と思った所がほぼ高い確率で割れてくる。
逆に頭の中で無事焼成できた物はだいたいうまく焼き上がってくる。
これは正に経験がなせる事であるのだが、逆にこの「読み」が新しい
斬新な発想を妨げ、自由でのびのびした作品を作れなくしている。

  つまり安全な方へと逃げているのだ。

  はじめから失敗するに決っている作品を作ろうとは、やはり思えない。
やはり勝算あっての挑戦にしたい。この場合の勝算とは無事焼きあがって
くるという事である。しかし、無事に焼き上げる事に目先が行ってて、
なにかしら無事焼きあがってもやはり、勢いや斬新さにかける作品が
出てくる。かと言って大きく割れて出てくれば、公募展にも個展にも
作品は並べる事はできない。

  「がんばったんだから・・」と製作風景の写真を作品の代わりに
出品できるはずもない。評価は出来た作品のみによって評価を受ける。
当然である。結果が全てなのだ。

  スランプという言葉があるが、今の私はまさしくそれかも知れない。
しかしスランプはいつまでも続かないのである。確かにいつスランプを
抜け出るか?はわからないが、一度、突破口を見付けると今までにない発想
がしばらくの間ではあるが(苦笑)出てくる。そういう年は公募展でも
良い結果が続くが、そうでない年は落選続きという事になる。
おまけにパチンコまで負け続ける始末である。

  良い発想を得るには色々な方法があるだろう。一度、立ち止まって
色々な分野の事に触れてみるとか、しばらく何もしないとか・・
逆にこれでもかと土に向かって行くか???どちらにしても、
凝り固まった固定観念を何処かに発送し、新しい発想を手に入れたい!

  (う〜ん、駄洒落までスランプじゃ〜)

2000年12月5日
Categories
Links
Search this site.
Others
Mobile
qrcode
Powered by
30days Album
無料ブログ作成サービス JUGEM