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第23話 100円ショップ

  先日100円ショップへ行った。
全ての商品が100円で売っているあのお店だ。
もう、ありとあらゆる物がそろっていて、しかもすべて100円と
いう安さ。思わずいらない物まで買ってしまいそうになる。

  陶器も売っていた。ここで私はカナヅチで頭をガーンと
殴られたような気分になった。

  湯のみやお皿も100円。そして急須、土鍋まで100円!なのだ。
どうやって作れば100円で利益が出るのか、私の頭では理解できない。
後ろのシールを見てみると「MADE IN CHINA」と書いてある。

  いくら人件費が安い中国とはいえ、急須や土鍋が100円とは
驚きである。

  ちなみに私のコーヒー碗皿(金彩赤絵)の値段が今現在一個 
八千円〜一万円である。私のコーヒー碗皿一個で100個買える計算である。
なんともはやである。

  私の食器は自分で言うのもなんだが、1個、1個、手でロクロを回し、
金彩等、時間をかけて丁寧に作っているつもりだ。確かに一万円は高いと
思われるかもしれないが、それでも実際、かかった時間や労力を考えると、
それほど儲けはない。
(ちなみにお店で売れば、作家にはまるまる一万円入ってきませんよ)

  手で作ったから良い物、機械で作ったから悪い物・・とは
私は思わない。手で作っていても、粗悪な物もあるし、機械生産でも
良い物はたくさんある。

  しかし、いくら機械で作っているとは言え、
上代100円というのには、驚きを隠せない!

  今、四日市の萬古焼業界も価格破壊の波に押されている。
みなさん、決して仕事をさぼっている訳ではない。しかし今のご時世、
真面目にやっていてもダメな場合もある。

  なにせ100円である。いくら日本で企業努力をしても
店頭価格100円の商品を作る事は不可能としか思えない。
まあ、これは陶器の話だが・・・

  こういう場合、どうすればいいのだろうか?もはや同じ土俵で
勝負をする事は無意味とも思える。

  私の場合、同じ陶器でもなんか土俵が違うって感じで・・・
「100円?よくやるな〜」と最近思えてきた。
それでお遊びで100円の真っ白な急須を買ってきた。
それに赤絵、金彩をしてスゴイ急須にする予定だ!

  友人に「これ100円ショップで買った急須だよ」と
自慢してやるんだ!?嫌味かな〜??

2000年8月15日
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