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第18話 陶芸家の一日

  皆さんは陶芸家の一日と聞いてどのような一日を想像されるだろうか?
たぶん土をこねて、ロクロの前に座りただひたすらに作品を作っている、
もしくは燃え盛る窯の中に薪を投げ込んで炎と対決している風景であろうか?

  まあ、それも間違いはないけれども、いかにも陶芸家らしい時間と
いうのは皆さんが思っているよりずっと少ないと思われる。
今回は色々な陶芸家の一日を紹介したいと思う。

  一、今日は、ロクロでの製作。実際の時間配分は作っている時間が
メインである事には違いないが、準備や後片付け等にも相当時間を取られ、
ややもすると清掃員状態の方がメインになる場合もある。
どちらにしても泥だらけの一日である。

  一、今日は、絵付けの仕事。ロクロの作業同様、絵付けがメインの
仕事なのだが、よくよく分析してみると、絵の具の調合にこれまた相当時間
を取られている。時間が経過すると絵の具の状態も変化するため、
たえず良い状態をキープするのに、苦労する一日である。

  一、今日はお客さんが来る。色々と作品の説明などをさせてもらう。
引き出物等の注文に関しては納期、個数、のしの書き方、など細かい
打ち合わせをする。もちろん世間話も大切なお客さんとのコミニュケーションとなる。
結構外交的な一日である。

  一、今日は作品の配達。買っていただいたお客さんの所へ、
作品を持って行く。なぜ配達をすると言う状態になるかというと、
作品の木箱などが後から出来てくる場合、作品をお客さんの手元まで
配達するという事になる。色々と走り回る一日である。

  一、今日は個展の準備の日。焼きあがった作品のリストの製作。
写真撮影。木箱製作時に必要になる作品の寸法を計る作業等。
到底一日では終らない。DMの宛名書きにも相当時間がかかる。
結構事務的な一日である。

  一、今日は先輩や友人の個展を見に行く。遊びの様に思えるのだが
これも大事な仕事のうちのひとつである。他の作家の作品を見て色々と
刺激を受けたり、勉強になったりもする。
より良い人間関係をキープするのには、義理や人情も大切にする一日である。 

  一、今日は特別な日。朝食は鉄人・道場六三郎の和食。
午前中はメトロポリタン美術館での個展の打ち合わせをテレビ電話でする。
オープニングパーティーにはマドンナとマイケルジャクソンが特別に
歌を披露してくれる事となる。
昼食は鉄人・陳健一の中華。
薬師丸ひろ子と原田知世と会食。
「セーラー服と機関銃」や「時をかける少女」の裏話を聞かせてもらう。
食後はマラソンランナーのロバ選手と軽くジョギングをし、
パン屋開業について話合う。夕方、筑紫哲也氏と現代社会について
語り合う。その後、夕食は鉄人・坂井のフレンチ。叶姉妹と会食。
ゴージャスな生活について色々と教えていただく。
ふたりのために、BGMは生演奏で楽しんでもらう事とした。
ちょっと遠いけどアメリカからセリーヌ・ディオンに来ていただき、
タイタニックのテーマを聞かせてもらう。
夜、エキサイティングな一日だったため、なかなか寝つけず、
稲川淳二氏に電話をして怖い話を聞いてようやく就寝!
・・・・というような事を想像し、イマジネーションを高めて
過ごすのも陶芸家の一日である????さぶ〜〜!

2000年6月25日
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